毛髪が熱に弱いということで、ドライヤーをせずに自然乾燥をされる方がいらっしゃいます。
確かにドライヤーには十分に注意が必要で、やり方を間違えますと髪にとって非常にダメージを与えてしまいます。
しかし、自然乾燥はそれ以上に毛髪を痛めてしまうリスクが高いです。自然乾燥によって、キューティクルがボロボロというケースも少なくないでしょう。
ですので、当記事では自然乾燥がどうして悪いのかについて具体的にその理由を書いていきます。
濡れた髪というのは、当然ですが非常に湿気が高いです。
雑菌や細菌にとっては、
ただでさえ頭皮は湿度や温度が高くて住みやすい状況であるのに、
湿気が加わることによって、更に「良い」環境になります。
熱帯雨林のジャングルには、様々な細菌が生息していますよね。
あのイメージです。
そして濡れた状態で放置するということは、
そういった「良い」環境を雑菌のために提供して、
「繁殖してください」と言っているようなものなのです。
ですから、シャワーを浴びたら必ず髪は乾かしましょう。
キューティクルというのは摩擦に弱いという性質と、
水分や熱によって開くという性質を持っています。
ですから、
髪を乾燥させずに放置しておくとキューティクルが開いているわけですが、
このような「無防備な状態」ですと簡単に剥がれ落ちてしまいます。
ましてそのまま寝てしまったりすると、
寝返りを売った際に枕やタオルと擦れて、
キューティクルに多大なダメージを与えてしまいます。
これが続きますと、
毛髪の保湿やタンパク質の流出を防ぐことができなくなり、
切れ毛が増えたりツヤやコシのない毛髪になってしまうのです。
「正しいドライヤーの仕方|誤った方法は髪や頭皮にダメージ大!」でも
解説していますが、最後の2割は自然乾燥させるのが望ましいです。
やはりドライヤーの熱というのは、頭皮や毛髪を傷める原因になります。
ですから、頭皮を100%乾燥させようとしますと、
どうしても過剰に乾燥させがちになってしまいますから、
8割くらい乾かしたら自然乾燥させるのが適切なのです。